前回の続きで、年末のコロンビア国内旅行で行った街の紹介です。
③カルタヘナ(Cartagena)
カルタヘナはカリブ海に面した港町で、人口約100万人の大都市です。「カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群」として世界遺産に登録されています。
スペインの植民地時代、貿易の拠点として繁栄し、それに目を付けた海賊から街を守るために築かれた城壁が今も残っています。そして城壁で囲まれたエリアは旧市街として、観光エリアとなっています。
カルタヘナは治安がかなり悪いと言う人もいましたが、実際は旧市街は完全な観光エリアになっているので治安の悪さは全く感じませんでした。歩いていても英語の方がスペイン語よりも多く聞こえてくるくらいです。
④グランデ島(Isla Grande)
カルタヘナの近くに、ロサリオ諸島(Islas del Rosario)というリゾート地があります。職場の同僚に勧められて行ってみたのですが、今回の旅のハイライトでした。
ホテルを予約するとアクセス方法の連絡が入るので、それに従い船に乗って向かうことになります。カルタヘナの旧市街から徒歩10分もかからない港から1時間程です。
30人乗りくらいのモーターボートみたいなやつをぶっ飛ばして、波のあるところではほぼ空を飛んでるみたいな状態になり、水しぶきを浴びながら向かいました…。
島のホテルはどこも海の目の前に作られていて、船を降りて10秒でホテル敷地内になります。
ホテルはソーラー発電なので、充電とかは昼の内にしておいてねと言われたのですが、実際は夜も普通に使えました。深夜だと使えなくなるのかな…?
ちなみにホテルのスタッフの方は日本好きな人が多かったです。特にオーナーさんは、日本のどこ出身か聞いてきたので、知らないだろうなと思いつつ新潟と答えたら、案の定Niigata…?という反応。新潟の説明をしようと思ったら、「スキーとかウインタースポーツが盛んな場所だっけ?あと有名な音楽のイベントもある?」と名前以上のことを知って驚きでした。滞在中はずっとさん付けで呼ばれていました笑
他のスタッフさんも、日本とコロンビア間の飛行機はいくらくらいか聞いてきて、日本に行くことが夢とのこと。
そしてホテルには3つのアクティビティがあるとのこと。1つは、ホテル近くにある3つの湖を巡って、最後は島唯一の村へ訪問。2つ目は、夜に動物を見学に行くナイトツアー。3つ目はシュノーケリング。
どれも興味深かったのですが、全部申し込むとフル稼働になってしまうというのと、1つ目と2つ目は場所的にはほぼ同じ場所に行くとのことだったので1つ目の湖と村ツアーと、3つ目のシュノーケリングを申し込みました。ちなみにどれも50,000ペソ(1,400円くらい)なので日本の感覚からすると破格の安さですね。
湖ツアーは16時スタート。他に申込者がいなかったのでガイドさんと1対1でした。
島には800人くらいが住んでいて、その内500人がこの村で生活しています。その他の300人は集落のような感じでバラバラに生活していて、その集落のことをSector(セクト―ル、英語でいうセクター)と呼んでいるそうです。元々は全員がバラバラだったそうですが、政府が村を作ったそうです。
また、電気は供給源みたいなものがあるらしいですが、利用できる時間は夜6時から朝の6時まで。確かに今回訪れたときは夕方でしたが、家の中は真っ暗な様子でした。
そして島民の主な仕事は3つ。漁業、手工芸、観光。
この島へ来る観光客はほとんどがヨーロッパ人で、アジア人やコロンビア人ですらほとんど来ないとのことで、ホテルのスタッフは皆さん英語ペラペラです。ガイドさんは大学で勉強したとのこと。
そしてシュノーケリングは翌朝8時スタート。写真は撮れませんでしたが、コロンビアのサンゴは日本のとは少し種類が違うようでした。コロンビアのはよりキノコっぽい?ような。
あとは魚はもちろん、ロブスターなんかも見ることができました。コロンビアに来る直前に初めて日本でダイビングをしましたが、今回のシュノーケリングの方がはるかに沖まで来ていたので驚きでした。日本でもこんなもんなんでしょうか…?
部屋に戻ってからはハンモックでのんびりしてたらあっという間にチェックアウトの時間に。次回は同じホテルに泊まってナイトツアーにも参加したいという気持ちと、違うところも泊まってみたいという気持ちが半々です…。
やはり日本海と信濃川それぞれ徒歩10分で育った身としては、生活圏の近くに水があってほしいなと改めて思いました。
グランデ島はホテルさえとってしまえば、ホテルの人に事前にWhatsAppでなんでも質問できるので、スペイン語ができないなどの不安があっても全く問題ないと思います。
カルタヘナも併せて、グランデ島は今回の旅で最大のお薦めスポットです。
またどこかに行くことがあれば、コロンビアの観光情報を紹介していきたいと思います。