※本記事内には虫や動物の写真が掲載してあるので、苦手な方はご注意ください。
4月6日(木)と7日(金)はSemana Snata(受難週、説明は省くけどキリスト教にとって大切な1週間)のため祝日。配属先は3日(月)から1週間丸々公休だったので、今回もコロンビア国内旅行に行ってきました。
レティシアはコロンビアの南端にある、ブラジルとペルーの国境に接する小さな町です。この町はアマゾン川に隣接していて、色々な自然や動物を見ることができます。
今回レティシアでは3泊の予定。最初の1泊だけはレティシアでもかなり高級な部類に入るホテル(といっても1泊8,000円程)を取りました。
レティシアのだいたいのホテルでは各種ツアーの予約代行をしてくれるので早速聞いてみると、一番オーソドックスなPuerto nariñoという町までアマゾン川を船で上って行くツアーがあると。ただ、参加人数が一人だけの場合、参加費が1,000milペソ(≒29,000円)で、今のところ他の参加者はいないと。相場は分からなかったのですが、さすがにこれは高すぎるだろうと思い、とりあえず保険で予約だけしてもらい、町中に散歩と昼食を兼ねて代理店を探すことに。
レティシアはブラジルのTabatingaという町に地続きになっていて、パスポートなしで入国することができます。
で、このレストランの向かいに旅行代理店があったので入店。聞いてみると、Puerto Nariñoのツアーは昼食やホテル送迎など込みで160milペソ(≒4,600円)とホテルで手配してもらうよりはるかに安い金額だったのでここで予約を済ませて、この日はふらふら町を散歩し現地人向けの適当なレストランで夕食を食べて終了。
翌日は朝7時にホテルまでツアー会社が迎えに来てくれて、一旦オフィスに集まって徒歩で船着き場へ。
アマゾン川は国境になっていて、川の対岸はペルーになります。ツアーの最初にペルー人参加者を乗せるためにペルーにも上陸しました。
そして最初の目的地はアマゾン川に浮かぶ島、Isla de los micos。この島には野生のリスザルが大量に生息しています。船を降りて森の中へ5分程歩いたところで、ガイドさんが口笛を吹いてバナナをかざすと、30匹くらいのリス猿がわらわらと集まってきて、ツアー参加者の肩やら頭やらをぴょんぴょんと跳ね回ってました。
朝7時にホテルを出発し、4時頃に解散となりました。
翌日はナイトツアーに参加したかったので代理店の事務所戻って聞いてみたところ、泊りがけのツアーでしかナイトツアーはないとのこと。一旦諦めてこの日から2泊するホテルへ送迎してもらいました。
今度のホテルは1泊2,000円程ですが、シングルルームで専用のバスルーム付き。予約サイトでかなり色んな宿を見ましたが、ダントツできれいだったのと中心から少し離れているけどレビューの評価がかなり高かったのでここにしました。
で、ここでもホテルの人にツアーを聞いてみると、すぐにガイドさんに連絡を取ってくれて、すぐに来るから直接話を聞いてみてとのこと。
で、本当に5分くらいで来てもらうと、午前中インディヘナの村を訪ねて交流と昼食、午後はアマゾン川とは別の川に行って泳いで、夕食を食べて夜はナイトツアーと朝9時から夜9時までのツアーを提案されました。
内容的にはかなり興味があったのですが、ここでも参加人数が今のところ一人で、複数人いないと開催しないので明日の朝連絡すると。もし中止の場合は別のアクティビティを案内してくれるとも言ってくれたのでとりあえず予定が埋まって一安心。ちなみに参加費は昼夜食込みで320milペソ(≒9,200円)くらいだったかと思います。これも参加人数によって安くなると。だとしたら最初のホテルで提案された1,000milってなんだったんだ…。
そして翌朝、6時半頃連絡があり、やはり他の参加者が集まらず中止に。
で、代わりに提案されたのがMundo Amazónicoという自然公園のツアー参加。ざっくり概要を聞いて8時にホテルに迎えに来てくれるということだったので行ってみることに。正直あまり期待してなかったのですが、その期待すらもはるかに下回ることに…。
ホテルからトゥクトゥクで20分程で公園に到着。ガイドさんは本当に連れてきてくれただけで、あとは公園のスタッフさんに身をゆだねることに。基本的にスタッフさんがツアーのような形でグループに付きっきりで案内や解説をしてくれます。
最初は植物観察のルートを。コロンビアではコーヒーと並んでアロマティカというハーブティーをよく飲むのですが、その原料となる5つの葉を見たり食べたりしました。
実際に後程この公園で作っているアロマティカを飲ませてもらったのですが、いつも飲んでいるものと大分味が違いました。一般的なものはとにかく酸味が強く。個人的にはあまり好きではないです。
ここのアロマティカは、味はほとんどないのですがミントのような強い香りと、甘み、山椒を食べた後のような舌がひりつく辛みがありました。
この後はインディヘナの昔の住居を再現した家の中でまさかの1時間半くらいただただインディヘナの生活の話を口頭で聞かされるというなんのためにせっかく現地にいるんだという時間が…。コロンビアらしいといえばそれまでですが…。
そして最初の説明で一番気になっていたアマゾン川に住む生き物が見れるコーナーへ。
が、ちょっとした熱帯魚を飼うくらいの水槽が20個くらいあるだけでかなりしょぼい…。完全な期待外れでした。その後は医療用の植物観察。ここでも無駄にただ説明を聞くだけの時間が15分程あってフラストレーションが…。
そして午後は園内のトレッキングコース散策に。所要時間は1時間でしたが、その間に止まってここに何があるよーとかの解説をしてくれたのは5回ほど。しかも前日に大量に見たリスザル2匹くらいを遠くから見る時間もあったり。要はあんまり見所がないんでしょうね…。
このトレッキングでここでのツアーは終了。ガイドさんが迎えに来てくれていたのでホテルに戻ることに。ちなみに所要時間は9時~15時で、ガイドさんの送迎と昼食込みで140milペソ(≒4,000円)。率直な感想…時間と金の無駄だった。
確かに興味深い点もいくつかはあったものの、無駄に説明が長かったり、特に見所がない区間もあり、体感密度としては2時間くらい。
この日はここのツアーで終わりかなーと考えていたのですが、あまりにも消化不良のため、町に繰り出すことに…。
つづく