IDEA ~青年海外協力隊 en Colombia~

青年海外協力隊/2019年度3次隊→2022年度7次隊/コロンビア/マーケティング

任期を終えて…

ついに協力隊としての2年間の活動を終えました。

 

■活動報告

①SHEP

一集落8世帯の農家を対象に実施してきました。主な内容はこちら↓

・農家の現状のマーケティング意識確認のアンケート

・会計のTaller

・「需要と供給」のTaller

・市場調査4回

・調査を基にした栽培計画会議

最初の3回の調査は集落のあるPiedecuestaの2つの市場で実施。4回目は農家の方から別の市場も見てみたいという意見が自発的にあり、任地のあるBucaramangaの市場へ。

 

そしてこれらの活動から農家の方々がだした結論がこちら↓

・生のアロマティカ(コロンビアでよく飲まれるハーブティー)の販売は難しい

・乾燥させたアロマティカの生産・販売の挑戦

 

この集落の農家は、元々生のアロマティカの販売促進を目指していました。そのため市場調査でもアロマティカを販売している農家を中心に聞き込みをしていました。その結果、顧客は生のアロマティカは多量は買わず、競争が激しいため安い金額でも売れにくいということが分かり、この計画を見直すことになりました。

 

一方、最後の市場調査で乾燥させたアロマティカの葉を売っている販売員に出会い、乾燥させたアロマティカの個包装はより少ない量でより高値で販売されるため、利益率が高く、更に生のものより長持ちすることを知りました。このことから今は乾燥させたアロマティカの生産を目指し、同僚による乾燥技術のTallerを実施予定です。

Bucaramangaの市場で出会った乾燥アロマティカ。

 

まずは一通りの市場調査→需要の把握→販売計画の流れが実践できたのは良かったかなと思います。

正直参加者にとっては初めての経験でここまでしっかりと答えを導き出せるとは思っていなかったので、嬉しい誤算でした。更に、当初のプランに固執せずに、難しいと分かったら代替案を見つけることにすぐに切り替えることができたのも非常に良い決断だったと思います。

 

一連の活動を終えて参加者に感想を聞くと、やはり当初は困惑をしていたようです。しかし「自信が付いた」「今ではとても好きな活動になった」と言ってくれて、非常に嬉しく思います。

 

調査の際は、調査のマニュアルを作って事前に調査のポイントを説明したり、販売員に何を聞けばいいか困っていそうだったら助言をしていましたが、基本的には参加者の自発性に任せていました。すると、徐々に自発的に「あの人に聞き込みしたい」「効率的に別々に聞き込みしよう」などと意見を言ってくれるようになりました。活動をする中で自信が付き、また、活動の意義も理解していったのかなと感じています。これは配属先も掲げている「Sostenibilidad(持続)」において非常に重要だと思います。今後、配属先はこの集落での経験をパイロットとして、他の集落や都市でも実施していく予定です。

 

と、私自身のSHEPを使った活動は一定の効果を出すことができたのかなと思いますが、正直SHEPの雛形の活動は少し疑問があります。まず、私はSHEPの雛形を大きく簡略化して実施しました。なぜならマーケティング初心者には非常に煩雑だからです。私が実施した集落(おいては県内の農家)の農業に対する考えは、「自身で食べるために生産して残ったものを売る」というものです。需要と供給という言葉も当初知らなかった方々にモデルプランを全て実施するのはあまりにも負担になると思います。が、そもそもSHEPを活用しなければならない状況の農家は他国でも同じような考え方だと思います。SHEPの雛形はあくまで理想形で、段階を踏まないと失敗する未来しか見えません(現にSHEPが上手くいかなかった地域もあるようです)。

 

そんな感じで色々と思うことのあるSHEPでしたが、この集落について言えばポジティブな成果が残せて一安心です。

 

②マーケティング本の作成

こちらから下書きを共有した後なかなか動きがなかった本の作成ですが、裏ではしっかり動いていたようで、帰国までにデジタル版を配属先HPで配信することができました。

 

この本では、今までやってきたTallerの内容(マーケティングの基礎、需要と供給、商品の差別化とPOPの書き方、会計など)を中心に、日本で成功している農家の特徴などを日本の本から引用して紹介しています。なので、具体的なマーケティング戦略よりも、なぜマーケティングが必要なのか、どういうメリットがあるのかというマーケティングへの意欲を高めるための内容になっています。もちろん全てスペイン語なので、コロンビア以外のスペイン語圏の方もご活用ください。

 

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■2年間の成功と反省

まず反省点ですが、農家の方の知識レベルを見誤っていた点です。私の同僚たちは全員が大学や院を卒業していて、優秀な人が多かったです。もちろん農家の方は学校のカリキュラムも違うようで、同僚たちとは大分異なるとは認識していましたが、その隔たりは想像以上に大きかったことが徐々に分かってきました。時間をかけてようやく分かることなので仕方ないと思う一方、やはりもっと早く気付いていれば、序盤に実施したTallerの内容も変わっていたのかなと思います。

 

そして成功点ですが、既存のプログラムを、現地の方のレベルに合わせて簡略化したり、不足を補うTallerを実施したことです。これは前述の通りSHEPについてです。雛形が複雑すぎて、マーケティング初心者には敷居が高いと感じたので、今必要な物だけをピックアップして、めんどくささを感じず、かつ必要な経験を得られる程度にスリム化できたのは効果的だったのかなと感じています。

 

また、モチベーションを上げるために、活動の目的やメリットを丁寧に説明したのも成功につながった点かと思います。市場調査を提案した時も、最初は農家からの反応が良くありませんでした。そこで需要と供給とは何か、何のために調査をするのかというのを説明したところ、調査に前向きになってくれる農家が現れました。

 

■「協力隊」について思うこと

2年間の活動を終えて、個人的には多少は配属先や農家の方へ貢献ができたかなと思いますし、大きなトラブルもなく終えられたので、良い経験にすることができました。既に配属先の後任のマーケティング隊員の募集も始まっているので、今後も支援が継続することを期待しています。

 

一方でこの協力隊という事業についてはかなり疑問を感じています。協力隊に身を置いて、想像よりも遥かに多額の費用が各ボランティアに費やされていることを実感しました。そしてそれが有意義なものかと言われたら、そうでもないと思います。それはJICAの責任でもあり、隊員の責任でもあると思います。JICAが何のために協力隊を派遣しているのか、反対に隊員はなぜ協力隊として活動したいのか、この考えに乖離があるように感じます。あまり詳しくはここでは書きませんが、正直、今のまま継続していくなら、税金の無駄遣いかなと思ってしまいます。

 

何のための協力隊なのかというのを、JICAと隊員が一致させて、少しでも良い協力隊になってくれることを願っています。

任地のサッカーチームが初のリーグ優勝!

コロンビアでは断トツ人気のスポーツと言えばやはりサッカー。

コロンビア代表は世界的な選手もちょこちょこいるのでサッカーファンにならそこそこ知名度もありますが、一方で日本ではかなりのサッカー通でも全く知名度がないのがコロンビアリーグ。

 

しっかり試合を見たことはないですが、スタイルとしては究極のキック&ラッシュ。ボールを持ったら前しか選択肢はなく、バックパスはほとんどありません。これは草サッカーでも同じで、コロンビアサッカーのDNAなんでしょうか。よく言えば展開がかなり早く、ラグビーみたいな感じ。悪く言えば雑過ぎると言ったところです。なので世界レベルで通用しないのは正直納得なリーグです…。

 

そして任地のブカラマンガにも、アトレティコ・ブカラマンガという1部リーグに所属しているチームがあります。レベルで言えばリーグの真ん中くらいが定位置だと思います。

そんなチームが、チーム設立75年の歴史で初めてのタイトル、しかもリーグ戦で優勝をしました。これには街中が大騒ぎです。

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優勝パレードは空港付近からスタジアムまでの約20kmに及ぶルートで開催。街中の人が押し掛けたようでした。

 

一方配属先はと言うと…。優勝決定戦の前日の金曜日は事務所にいるスタッフが全員集まって決起集会を実施。そして土曜日に優勝が決まると、月曜日はパレードがあるから仕事はみんな休みでパレードに参加!という通達が(普段メッセージが多すぎて全く見ない配属先内全体のWhatsAppのグループのみでの連絡だったので全く知らずに普通に月曜日に事務所に行ってしまった…)。更に火曜日には事務所内で祝勝会まで。

事務所内にはチームの旗も掲揚。

 

祝勝会ではチョラオという、フルーツにアイスを混ぜたパフェみたいなものが全スタッフに振舞われました。ちなみに決起集会ではコンビニアイスを頂きました。

コロンビアに来てから、ワールドカップは予選で敗退して出場してなくそこまでサッカー熱を感じることがなかったですが、今回の件でようやく体感することができました。

これからコパ・アメリカ(ワールドカップのアメリカ大陸版みたいな)のが始まり、コロンビアの躍進次第ではまた国内のサッカー熱が高まりそうです。

 

とにかく、チーム史上初の優勝の時にその本拠地にいることができたのは貴重な経験でした。

Semana Santa国内旅行2024(サン・アンドレス)

コロンビア滞在中に最後の長期休みになるであろうSemana Santa(イースター)が今年もやってきました。

月、木、金が祝日となっている週ですが、配属先は昨年同様1週間丸々休みのため、サン・アンドレスという島へ行ってきました。

 

コロンビアの一部の島だけど、位置的にはニカラグアのすぐ近く。いわゆるカリブの島。イギリスが支配していた時期もあり、公用語は英語、スペイン語、現地語の3種。奴隷として連れてこられた黒人の子孫が主な住人。

 

サン・アンドレスの空港。入島には137,000ペソ(≒5,300円)の入島税が必要で、国内線でも到着時はイミグレのように一人一人チェックがある。外国人だったからか、チェックを通過した後に警察の人にオフィスに連れていかれて、荷物を小さいポケットまで全て出させられて更に厳しいチェックを受けさせられた…。

 

中心部。島内は免税となっており、免税店がずらり。Semana Santaということもあって滞在中はどこも人でいっぱい。

 

本島から船で10分程の場所にある小島、ジョニー・キー。本島のビーチは人が多かったからか意外とそこまできれいではなかったけど、この島周辺の海はめちゃくちゃ青い。石垣島とかの海よりも不自然なくらい強い青。

 

ジョニー・キーのビーチ。ヤシの木と白い砂浜でまさにカリブの島。

 

ジョニー・キーにはイグアナが生息している。砂浜とイグアナは違和感のある組み合わせ…。

 

もう一つの離島、アクアリオ。2つの島で構成されていて、島の間は歩いて渡ることができる。ちなみにサン・アンドレス周辺はサンゴ礁が広がり、オーストラリア、メキシコに次いで世界3位の面積らしい。

 

本島に戻って、島の中心部と真反対にあるウェスト・ビューでダイビング。一番シンプルなコースだけ異常に料金が安くて5,500円くらいだった。けど他のコースはかなり高くて3万円くらい。この差は何なのか…。

 

長期休暇のシーズンに行ったので人がかなり多くて、海でゆっくり、という訳にはいかなかったけど、それを差し引いてもわざわざ日本から行くかと言われたら多分行かないかなといった感じです。

 

まず、物価がかなり高いです。もちろん本土から離れた島かつ一大観光地なので、観光地価格があるのは納得なのですが、それにしても高いです。それでクオリティが伴っていれば納得なのですが、そこはやはりコロンビア。伴っているとは言い難いです。

そして食事も同じくコロンビアクオリティ。せっかくこんなに海産資源があるのに特にこれといって海産物を売り出している訳ではなく、どこの店も似たり寄ったり。

 

サン・アンドレスに限らず、コロンビアは観光産業が発展していない印象です。もちろん経済や治安など様々な問題を抱えているため仕方のないことですが、外国人を多く誘致するにはもう少し時間がかかるかもしれません。

 

観光産業未開発の一つの理由として、あくまで私の仮説ですが、コロンビアの人は、コロンビアは最高に美しくて食事も美味しい国だと思っている人が多いからなのかなと感じます。

初めて会うコロンビアの人と話すと、「コロンビアは美しい国でしょ?」「食事も美味しいでしょ?」と聞かれることが多いです。が、もちろん個人差はありますが正直他の国と比べて突出している訳ではないです。現に世界中どこに行ってもコロンビアレストランがないことが食事レベルの低さの一つの指標かと思います。

 

コロンビアは、コロンビアから出たことがない人が多いです。なので、自らの目で客観的に外国との比較をできる人が少ないのかなという印象を色んな人と話していて感じます。

 

コロンビアは世界がイメージしている「治安の悪い国」から少しづつ脱却し始めています。今後、コロンビアの治安がより改善し、観光産業も発展して、世界中から旅行者が訪れる国になっていってほしいです。

2024年に突入するも…

2024年に入って、いよいよ残り8ヶ月で活動も大詰めといったところでしたが、1,2月はずーっとチーム内での年間活動計画の日々が続き、これといった活動はできず。

 

そして3月に入ってようやく直接的な農家への活動が再開されました。とりあえず今月はSHEPの継続で、一つの集落の農家たちと一緒に、3回目の市場調査へ。

 

この日の参加者は3名。内2名は2回目の参加ということもあって、がんがんヒアリングを進めてくれました。

 

翌週には集落へ訪問して、簡単な振り返りと次回の調査について打ち合わせ。思った以上に調査結果を基に色々な意見が出て、想像をはるかに超える効果が出ているようで安心しました。

そしてこの市場調査で、昨年の12月にJICAコロンビア支所から依頼があった活動紹介の動画作成にようやく着手することができました。

動画 | Facebook

 

一方で、昨年7月から進行中の一つの市場の販売員(約120名)に対する支援も進捗中です。

これまでの流れとして、

7月~11月:お客さんと販売員へアンケート実施、配属先主体でくじ引きなどの集客イベント開催

12月:2024年の支援計画を市場の運営団体へプレゼン。

というのが2023年までの活動でした。

 

そして今年は農家自身で問題点を解決すべく、Tallerをいくつか開催予定です。

既に数名の意欲的な販売員とマーケティング委員会を設置済みですが、そこから各販売員への会議参加の募集がうまくいっておらず、もう少し初回の会議まで時間がかかりそうです。

 

まともに活動できるのはあと4カ月程度。後任への引き継ぎも意識しつつできるだけやり切れるように計画していきたいです。

 

任国外旅行④(ボリビア:ウユニ)

ボリビアに来たということで、やっぱりウユニ塩湖へ。

滞在期間は3泊4日。初日は午前中に到着するのでサンセット~星空ツアーを、2日目は一番ポピュラーな終日のツアーを、3日目は予備日として特に予約はせずといった状態で向かいました。

 

ウユニへはラ・パスの空港から1時間程。空港内の表記はスペイン語、英語に加えて現地語も。レストランとか店では普通にみんなスペイン語だったけど、現地語も今でも使われてるのかな?

 

町の中心広場。この辺りにはレストランやカフェがずらり。これだけ一大観光地なのに、レストランの店員は商売っ気がないというか、ローカル食堂みたいな接客する人が大半。英語も多分話せない店員も多そう。

 

まずはサンセット→星空ツアーに参加。余計なところに寄らずにいきなり塩湖に直行なのが良かった。

 

到着してすぐに夕日が出始めて…

 

徐々に暮れていく。

 

この日は日没後の風が強すぎるのと雲が多かったのとで、星空は写真を撮るためだけに一人づつ順々に数分間だけ車から出る形に。その悪状況の中でも圧巻の風景。

 

ウユニには何十ものツアー会社があるけど内容はどこもほぼ同じ。終日のツアーで必ず最初に行くのは「列車の墓場」。放棄された、かつて鉱物を運んでいた列車を見ることができる。観光地化され過ぎてて列車の墓場感はないし、滞在時間1時間は長過ぎる…。

 

その次は小さな村へ。特に景観がきれいとかはなく、ほぼ同じお土産を売っている店がずらっと並んでいるだけ。

 

昼過ぎにようやく塩湖へ到着。昼はそこまで反射感がないかも。

 

昼はまさかの塩湖の上で。ここはツアーによって変わるかも。

 

続いて、今はミュージアム的な感じになっている塩のホテルに。トイレがあってツアーの休憩場所みたいな立ち位置。

 

そしてオブジェがいくつかあるエリアへ。遠目から見るだけでも良いけど、一応ロープみたいなので囲われてて、間近で見たいなら入場料が必要。というか何もない塩湖の真ん中で降ろされたら、とりあえず入るしかない。ここもまあ…行かなくてもいい…。

 

サンセットを見に再度水が溜まっているエリアへ。ツアーに軽食とワインが付いていてそれを飲みながら。南米のワインと言えばチリとアルゼンチンのイメージだけど、ボリビアも結構生産しているらしい。

 

前日と比べると、初日補正抜きにしてもこの日の景色は大分劣る…。場所の問題か気候の問題か。自然相手なのでこれは仕方ない。

 

最終日は、初日のサンセット~星空のツアーが良かったので別会社で再度参加。何件かのツアー会社に行ったけどどこも満員だったりツアー自体がなかったりで、最終的に仕方なく日本人・韓国人がお客の大半と言う会社で申し込み。

 

この日は反射感は3日間で最高だった。雲が少なかったのは残念。

 

 

この日は雲がかなり少なくて星空も最高。星が見えすぎるのと辺りに明かりが全くないのとで宇宙にいる感覚。

 

そんな感じでウユニ塩湖自体は想像以上でした。

ただ、やっぱり自然相手で景色は毎日変わるので、最低でも2日は確保した方が良さそうです。

あと残念だったのは、観光客の大半が景色を見に来たというよりも写真を撮りにきていたということ。少しでも日が傾くと景色が変わるのに多くの人は自撮りに夢中。ツアーのガイドさんもビデオ撮影に必死(ツアー参加者全員で撮る流れだったけど、3日目はさすがに断った…)。なんだかなーというもやもやが残ります。

あとウユニは日本人が多いイメージですが、観光客の半分くらいは韓国人だったのが驚きでした。

 

各ツアー会社のガイドさんは、英語が得意でない人が多いようですが、恐らくレセプションの人は英語が話せると思います。英語がスペイン語が得意でない場合は、事前にツアーを予約していくことをお勧めします。

 

それでは最初で最後の任国外旅行編でした。

任国外旅行③(ボリビア:ラ・パス)

南米トップクラスの豊かな国、チリの次はトップクラスの貧しめの国、ボリビアへ。

 

(実質の)首都ラ・パスのエル・アルト空港。首都の空港とは思えない程小さくて簡素。日本の地方空港くらい。

 

空港があるエル・アルト市。文字通り標高はラ・パスの3,500mよりも更にアルト(高い)の4,150m。

 

エル・アルトはラ・パスよりも貧しいエリア。個人商店が密集していて、日曜日には簡素なテントでずらっと市場が立ち並ぶ。ボリビアは公共の有料バスルームがそこら中にある。バスルームがない家が多いのかな…?

 

ラ・パス都市圏の主な市内の交通手段の一つはロープウェイ。古い建物が多いラ・パスの中で、2014年に開業したロープウェイの駅ははなり浮いている。そして路線が分かりづらすぎる。分かりやすい路線図みたいなのはないし、同じ路線なのにロープウェイが途切れてて途中で乗り換えが必要なところがあったりと外部の人間には結構不親切な作り。

 

ラ・パスは場所によって南米っぽくもあるし、東南アジアっぽくもあるし、ヨーロッパやアラブっぽくもある不思議な街並み。

 

ラ・パスの中心、ムリージョ広場。

 

ボリビアの伝統料理、ピケ・マチョ。肉、卵、玉ねぎ、ピーマンなどを意外と辛めのソースで炒めた料理。南米らしく底の方にはフライドポテトがびっしり。

 

同じく伝統料理のシルパンチョ。ご飯の上に薄い牛カツと玉ねぎが乗った庶民的料理。ボリビアの米は日本米ともインド米とも少し違って、もふもふ?した食感で匂いも独特。正直苦手だった…。

 

ラ・パス最大の商業施設へ。大きい商業施設の中を見るとだいたいその国の経済レベルが分かる。ここは有名なメーカーやブランドの店はほとんどなく、敷地の割にスカスカ。やはり経済レベルが低いのが分かる。その中でもSAMSUNGのブースがあるのはさすが。

 

ラ・パスはちょっとした商業施設でもゲームセンターがあったり、市場では海賊版のゲームソフトを売っている人が多かったりとゲーム人気の高さがうかがえる。収入や販売価格的にハードを買える人はほとんどいないんだろう…。コロンビアでもPSやSwithは本体価格は日本の倍近い。

 

まさかのボリビアで藤子先生のポコニャンに遭遇。

 

展望台から。例に漏れず斜面地に貧しいエリア、平地に豊かなエリアと分かれているのがよく分かる。

 

ラ・パス近郊にある「月の谷」。世界中のこういう岩場の場所はだいたい同じ名前を持っている。もしラ・パスで暇になったら行くくらいで良いと思う。市街地のすぐ近くにあるので、どちらかと言うと街からの景色の方が圧巻。

 

こんな感じでラ・パスはイメージ通りコロンビアやチリと比べるとかなり発展途上国でした。標高とか色々考慮するとあまり住みたくはないかな…という印象。

旅行する分には刺激的で面白い街だと思います。

 

任国外旅行②(チリ:パタゴニア)

今回の任国外旅行で最大の目的はパタゴニア。

年20日という限られた任国外旅行の期間では行きたいところに全て行くのは不可能。そこで今回の優先順位として、せっかく南米にいるので日本からの距離が離れたところを優先することに。そうなると当然筆頭になるのは南米大陸の南端のパタゴニア。

 

トーレス・デル・パイネ国立公園の拠点となるプエルト・ナターレスの空港。サンティアゴからは飛行機で3時間程。パタゴニア感満載のログハウスのようなデザイン。この空港は夏季しか運営されていないらしい。

 

プエルト・ナターレスは思ったよりもしっかりとした町。建物はやっぱり木がベースの平屋ばかりでパタゴニアにいる感を感じられる。

 

プエルト・ナターレスの端っこからは既に絶景。

 

国立公園までの道中にはアルゼンチンとの国境が。

 

トーレス・デル・パイネ国立公園内の景色。公園は2,400㎢の敷地に山や湖などが広がる。

 

公園の名前のトーレス・デル・パイネとはこの3つの岩峰のこと。国立公園の象徴。

 

ペオエ湖。公園内の湖が写真の通り青っぽく見えるのは、バクテリアの影響らしい。

 

往復8時間かけて、トーレス・デル・パイネを間近に見れるトレッキングツアーに参加。が、天気が悪く根っこの方しか見れず…。ガイドさん曰くいつもこんな感じとのこと。

 

トレッキングの帰りの景色。

 

国立公園の次は別の町に移動。プエルト・ナターレスのバスターミナルもパタゴニア感。

 

バスターミナルで寝てた野良犬。チリはなぜか全体的に野良犬のサイズがかなりでかいけど、パタゴニアの野良犬は特にでかくてみんな狼みたい。

 

そしてチリのパタゴニア地方で最大の街、プンタ・アレーナスへ。こんな世界の端にこんな大規模な街があることに驚き。チリはかなりヨーロッパ感が強いけど、特にこの街は完全にヨーロッパ。

 

そしてプンタ・アレーナスからこの船に乗ってマグダレナ島へ。所要時間40分くらい。中は結構きれいで売店もあって快適。帰りはかなり波が高くてかなり船酔いしたけど、朝早かったのと寒さのおかげでやばくなる前に寝れて助かった…。

 

夏季のマグダレナ島には12万羽以上のペンギンが生息。

 

ペンギンだらけ。

 

島内はロープでハイキングコースみたいのが作られていて、普通に歩いたら15分くらいで1周できる程度。入島にはツアーに参加するしかなく、滞在時間は1時間。

 

日本にも平野が広がって遠くには山があってという景色はあるけど、パタゴニアは規模が段違い。

特に協力隊みたいな制限がなければアルゼンチン側のパタゴニアへも行ってもいいし、大自然に興味のある方へはお勧めです。