配属先では12月17日~1月9日が今年度の年末年始休みとなっています。
その期間を利用して、コロンビア国内を1週間程旅行してきました。
日本では地球の歩き方にさえコロンビア情報がほとんど載っていないので、街の紹介をしていきたいと思います。
①メデジン(Medellín)
メデジンは、人口250万人程のコロンビア第二の都市です。
1970年代~1980年代まで、メデジン・カルテルという麻薬組織の拠点となっていた街であり、非常に治安が悪いことで有名でした。
しかし政府による治安改善の結果、2013年には「最も革新的な都市」に選ばれ、観光客が多く訪れる街へと変わりました。
メデジンはすり鉢型の地形をしていて、鉢の底の平地が街の中心(このエリアにはコロンビアで唯一の鉄道も通っています)、斜面地に貧しいエリアといった一般的に想像される南米の風景が広がっています。中心地へはうねうねとした山道を下っていく必要があるので、アクセスに時間がかかり働きに出にくいというデメリットがありました。そこで政府はMetrocabre(ロープウェイ)を建設し、誰でも中心地にアクセスしやすい環境となりました。
メデジンで最大の観光スポットがコムナ13(Comuna13)。ここは元々はスラム街の中でも特に危険なエリアだったのですが、治安が改善されて、アーティスティックな壁画で彩られたメデジン観光で外せないエリアとなりました。
そしてメデジンと言えば、芸術家のボテロが有名です。彼の作品は、人でも動物でも太っているのを描くことが特徴です。そして彼の作品の彫刻が飾られているボテロ広場という場所があります。
この広場の裏手は、鉄道の高架下で露店が多く開かれていましたが、確実に薬をやっているんじゃないかという人がふらふらしてたり道端で寝ていた(昏睡?)ので、とても治安が良さそうには感じなかったです。広場も正直治安が良さそうな印象はなかったので、Uberを呼ぶときはおしゃべりしている警察達の隣でスマホをいじりました。
ちなみにコムナ13は観光客しかいないため評判通りかなり安全そうな印象でした。
②グアタペ(Guatapé)
グアタペは、メデジンからバスで2時間で着く、人口7,000人程の小さな町です。ここは町興しのために町中の建物をカラフルに塗り、それが功を奏して観光客が多く集まるエリアとなっています。
そしてグアタペの街の手前には、El Peñon de Guatapéという高さ200mの岩も有名な観光スポットとして存在しています。
以前、スリランカのシーギリヤロックというこちらも200mの高さのある世界遺産の岩に行きましたが、そちらとは全く雰囲気が違いました。元々城として使われていたので、周りは全て森で囲まれていて、厳かな感じでした。El Peñon de Guatapéはよりオープンな印象です。
ちなみにグアタペ間はトゥクトゥクのタクシーが走っています。10分くらいの距離で、15,000ペソ(400円くらい)でした。
メデジン~グアタペ間もバスが頻発しているのでアクセスは容易にできます。
メデジンに行く際は、グアタペもセットで観光することをお薦めします。