IDEA ~青年海外協力隊 en Colombia~

青年海外協力隊/2019年度3次隊→2022年度7次隊/コロンビア/マーケティング

Semana Santa国内旅行2024(サン・アンドレス)

コロンビア滞在中に最後の長期休みになるであろうSemana Santa(イースター)が今年もやってきました。

月、木、金が祝日となっている週ですが、配属先は昨年同様1週間丸々休みのため、サン・アンドレスという島へ行ってきました。

 

コロンビアの一部の島だけど、位置的にはニカラグアのすぐ近く。いわゆるカリブの島。イギリスが支配していた時期もあり、公用語は英語、スペイン語、現地語の3種。奴隷として連れてこられた黒人の子孫が主な住人。

 

サン・アンドレスの空港。入島には137,000ペソ(≒5,300円)の入島税が必要で、国内線でも到着時はイミグレのように一人一人チェックがある。外国人だったからか、チェックを通過した後に警察の人にオフィスに連れていかれて、荷物を小さいポケットまで全て出させられて更に厳しいチェックを受けさせられた…。

 

中心部。島内は免税となっており、免税店がずらり。Semana Santaということもあって滞在中はどこも人でいっぱい。

 

本島から船で10分程の場所にある小島、ジョニー・キー。本島のビーチは人が多かったからか意外とそこまできれいではなかったけど、この島周辺の海はめちゃくちゃ青い。石垣島とかの海よりも不自然なくらい強い青。

 

ジョニー・キーのビーチ。ヤシの木と白い砂浜でまさにカリブの島。

 

ジョニー・キーにはイグアナが生息している。砂浜とイグアナは違和感のある組み合わせ…。

 

もう一つの離島、アクアリオ。2つの島で構成されていて、島の間は歩いて渡ることができる。ちなみにサン・アンドレス周辺はサンゴ礁が広がり、オーストラリア、メキシコに次いで世界3位の面積らしい。

 

本島に戻って、島の中心部と真反対にあるウェスト・ビューでダイビング。一番シンプルなコースだけ異常に料金が安くて5,500円くらいだった。けど他のコースはかなり高くて3万円くらい。この差は何なのか…。

 

長期休暇のシーズンに行ったので人がかなり多くて、海でゆっくり、という訳にはいかなかったけど、それを差し引いてもわざわざ日本から行くかと言われたら多分行かないかなといった感じです。

 

まず、物価がかなり高いです。もちろん本土から離れた島かつ一大観光地なので、観光地価格があるのは納得なのですが、それにしても高いです。それでクオリティが伴っていれば納得なのですが、そこはやはりコロンビア。伴っているとは言い難いです。

そして食事も同じくコロンビアクオリティ。せっかくこんなに海産資源があるのに特にこれといって海産物を売り出している訳ではなく、どこの店も似たり寄ったり。

 

サン・アンドレスに限らず、コロンビアは観光産業が発展していない印象です。もちろん経済や治安など様々な問題を抱えているため仕方のないことですが、外国人を多く誘致するにはもう少し時間がかかるかもしれません。

 

観光産業未開発の一つの理由として、あくまで私の仮説ですが、コロンビアの人は、コロンビアは最高に美しくて食事も美味しい国だと思っている人が多いからなのかなと感じます。

初めて会うコロンビアの人と話すと、「コロンビアは美しい国でしょ?」「食事も美味しいでしょ?」と聞かれることが多いです。が、もちろん個人差はありますが正直他の国と比べて突出している訳ではないです。現に世界中どこに行ってもコロンビアレストランがないことが食事レベルの低さの一つの指標かと思います。

 

コロンビアは、コロンビアから出たことがない人が多いです。なので、自らの目で客観的に外国との比較をできる人が少ないのかなという印象を色んな人と話していて感じます。

 

コロンビアは世界がイメージしている「治安の悪い国」から少しづつ脱却し始めています。今後、コロンビアの治安がより改善し、観光産業も発展して、世界中から旅行者が訪れる国になっていってほしいです。