コロンビアに到着して2週間が経ちました。
ボゴタではほとんどスペイン語を話す機会がなかったので、任地のブカラマンガに来てから現地の方との会話が始まりました。
ぼくはかなり前になりますが、スペインに留学していたことがあるので、スペイン語は多少はなんとかなるだろうなと思っていました。
実際は、全然何言ってるか分からないことが多々あります。それは、専門的な話とかではなく日常の挨拶からです。表現がスペインのスペイン語(カスティージャ語)と全く異なります。
コロンビアのスペイン語、更にはサンタンデール県の表現、ブカラマンガ市の表現があるので当然と言えば当然です。
最初の衝撃は、コーヒーのことをtintoと表現することです。カフェのメニューにもtintoと書いてあったりします。スペインだとtintoと言うと赤ワインのことです。
ちなみにコロンビアのコーヒーは、日本ではブラックをほぼ飲まないぼくが普通に飲むくらいおししいです。コーヒー自体の味がしっかり感じられます。現地の人は砂糖を入れて飲むのが普通だそうです。
あとはGracias(ありがとう)の返答はスペインではDe nada(どういたしまして)が一般的ですが、こちらではCon gusto(喜んで、的な)が100%返ってきます。
それとBuenos días(おはよう)、Buenas tardes(こんにちは)、Buenasu noches(こんばんは)はそれぞれ単数形のBuen día、Buena tarde、Buena nocheと単数形でも表現します。Buen díaは「良い1日を」という意味もあるので、最初はおはようの挨拶だとは認識していませんでした。
他にも同義語で、スペインではこっちの単語を良く聞いたけど、コロンビアだと別の単語を良く使うなとかはじわじわ感じてきます。
とはいえ、こちらがカスティージャ語を話してもコロンビア人は完全に理解できるので、話すレベルと聞き取るレベルが全く嚙み合ってない感じです。定型の挨拶や雑談とかでさらさら話すと、当然向こうは「こいつはそこそこ話せるんだな」と思って普通のスピードで話してきます。正直そうなると20%くらいしか理解できないこともけっこうあります。
スペインにいたとき、耳を慣らすためスペインのドラえもんをよく見ていました。家でMovisterTV(動画配信サービス)が見れるので、コロンビアでもラテンアメリカ版のドラえもんを見ています。やっぱり全然分からないなと思って調べてみると、スペイン版とラテンアメリカ版のドラえもんの比較動画を見つけたので見てみました。もう全く違いますね。
ちなみに一般的な隊員は一ヶ月首都で語学学校に通った後、任地へ行って活動開始となりますが、僕の場合は首都には1週間(というか4日くらい)だけ滞在しオリエンテーションを受けて、もう任地へ出発です。1か月は午前は配属先で活動、午後は語学学校という生活が続きます。初めての試みらしいですが、どちらにも良い点・悪い点があるので隊員次第ですね。
そんな訳で日本にいる時は家ではイヤホンをずっと着けて音楽を聴いていたのですが、コロンビアに来てからはドラえもん聞き流しになっています。それもいいのですが、やはり音楽がない生活はきついので、早くこちらのスペイン語に慣れて毎日最低限の語学の勉強すればコミュニケーションは問題ないレベルまで持っていきたいです。