コロンビアに来て2ヶ月、本格的に活動が始まって3週間が経過しました。
とりあえず最初の大仕事して、毎月1回の農家の方とのマーケティング会議で機会を頂き、マーケティング基礎のTaller(ワークショップ)を実施しました。
今後も定期的に実施していきたいのですが、今のところマーケティング以前の問題点だなと思うところが2つ…。
1つは、コロンビアの農家の方は山の中の畑のすぐ近くに住んでいるため、雨が降って地面の状態が悪くなると街に降りてこれないということ。
この日の会議も本来は15人参加の予定だったのが、雨やら体調不良やらで7人のみの参加に。
会議に出れないくらいならいいのですが、農家の方の大きな収入源は主に土日の午前中に各地で開催される市場。そこに行けないとなると、1回お休みするだけで大きな機会損失になります。しかも夜は街中でもスコール的な大雨が降ることも頻繁にあります。
正直この問題は大きすぎて、自分では扱いきれないのでノータッチの方向で考えています。
2つ目は、売り上げを記録していないこと。
自分にとって、これの何が問題かというと、仮にマーケティングに成功したとしても体感でしか売り上げの変化を感じれないということ。
売り上げが伸びるとしても、いきなり2倍になったりするわけではないはずです。少しづつリピーターが増えて、後々売り上げ推移を見たら、ゆるやかに確実に上昇しているのが分かるものだと思います。
そうなると、何か手を加えてみても、あんまり効果が出てるのか分からなくて、それならやる必要ないかという結論になってしまう気もします。
また、仮に加工品を製造したとしてもその製造コストを把握してなければ、いくらで販売すればどの程度利益が出るのか、そもそも利益が大きく変わらないなら加工しない方が手間もかからないし良いのではという判断もできません。
この点はなんとか簡単なものでも記録してもらいたいなと思っているので、そこが出発点かなと考えています。
体感的には、3週間も経ったのに未だに状況把握が全くできていないなという印象です。
もう少し現地(農家やマーケット)に出向いて自分の目で確認したいというのと、ネットに農業系のデータが落ちてればそれも蓄積したいんですがそれも全然見つからないという、事務所内でも外でも上手く仕事が進まず…。11月中にはもう少しなんとか今後の活動の具体策を見つけられるようにしたいですね。
話は変わって、先日の日曜に同僚たちに連れられて任地の2つ隣のPiedecuestaという街にある、Ermitaños Eucarísticosというキリスト教のコミュニティの施設(?)に行ってきました。
かなり山の上にあり、ゆるい坂道を10mくらい歩いただけで息はあがるしうっすら頭も痛くなるしで標高もかなり高いところにあるんだと思います。
ちなみに入口まではタクシーで行きましたが、徒歩や自転車で山を登っている人もけっこう見かけました。
同僚たちはミサに参加するということだったので、自分はクリスチャンではないから外から見てた方がいいよねと言ったら、全然気にすることはないから中入りなとのことだったので初めてミサに参加(というかいるだけ)することに。
ミサでは初めて赤ちゃんへの洗礼や、信者が一列に並んで神父さんから聖体を口に入れられているところを見ることができました。
体感的に、ヨーロッパよりもコロンビアの方がはるかに敬虔な印象です。
けっこう宗教について聞かれることも多いし、クリスマスも熱が入っている(日本的なイベント的な感じじゃなく)人が多いです。
スペイン語では、形容詞を女性系にして語尾にmenteを付けると、そのままの意味で副詞型になります。
なので、「宗教の」を意味する「religioso」が「religiosamente」になると、「宗教的には」という意味になります。
が、コロンビアの場合は「religiosamente」に他の意味があり、なんと「頻繁に」という全く別の意味でも使われるようです。
それだけ宗教が生活に根付いているということなんでしょうか。
コロンビアに来るまでは、宗教に限らずスペインに近い部分もあるんだろうなと思っていたんですが、実際は全く異なりますね。
クリスマスから1月中旬くらいまでは仕事が休みらしいので、その間に他の街にも行けたなと考えています。