12月から始まっているSan Vicente de Chucuríでのプロジェクトで、今年初となる出張に行ってきました。
今回の目的はTallerと、役所への市場開催の提案の打ち合わせ。
ぼくも12月に続いてSan Vicenteの委員会では2回目となるTallerを実施しました。
San Vicenteの委員会の人たちは明るい人が多く、ぼくのTaller中にもどんどん意見を言ったり質問してきたりします。逆にPiedecuestaの委員会は静かな人が多く、ほぼぼくが喋りっぱなしになるので不安になるくらい…。当たり前ですが農家と一口に言っても色んな人がいますね。
今回Tallerをしてて思ったのは、San VicenteでもPiedecuestaでも毎回参加する人は10~20人くらい。極端な話、対象が十人でも千人でも準備の手間は変わらないので、だったら何かしらの方法でもっと多くの人を対象にTallerをできないものか?ということです。
パンデミックによって世界中でリモート会議が一気に広まりましたが、農家の人たちもほとんどスマホを持っているので、例えば家族や天候の問題で街に下りられず会議に参加できない人や、そもそも配属先の対象エリアから外れているけど委員会に興味のある人なんかも繋いでしまえばいいんじゃないかなと思ったり。もちろんエリア外の人は緊密に支援するためのマンパワーが足りない可能性があるなどの問題もあるとは思いますが…。
話は変わりますが、今回の委員会で招集をかける時WhatAppのグループで同僚が呼びかけをしたのですが、多くの農家の方が「もし神が望むなら、もし神が許すなら、参加しましょう。」という答え方をしていました。
辞書には「si Dios quiere = 神の思し召しがあれば、事情が許せば」とありました。
こういう言い回しがただの定型文で深い意味はないのか、 それとも農家ならではの信仰心からこういう表現になるのかは分かりませんが、農家以外の人でこの表現を聞いたことがなかったので興味深かったです。
そういえば、今回の委員会の会場のレストランに盆栽があってびっくりしました。写真を撮り忘れましたが、木の種類が日本のと違う以外は確かに盆栽みたいなミニチュアできれいに形が整えられてました。
そんな感じで色々と興味深いSan Vicenteの委員会でした。近々役所へ市場開催の提案もあるので、それでどうなるか見守っていきたいと思います。